AUKEY スマホ カメラ レンズキット 3in1 PL-A3

スマホカメラの画角に選択肢を!

スマートフォンのカメラは、最近でこそデュアルレンズを備え、複数の画角で撮影できる機種も出てきましたが、基本的には広角寄りの単焦点レンズとなっています。

ただ、旅行先などでより広く風景を写しこみたい場合や、自撮りの際に、より多くの人を写したいときなど、もう少し広い画角が欲しい場合もあります。

このような場面で使えるスマートフォン用レンズが数多く販売されており、最近では100均などでも買うことができます。

今回はその中でAUKEYより販売されている3in1レンズ「PL-A3」を試してみました。

150°広角レンズ

作例は全てiPhone7で撮影しています。まずは比較対象となるiPhone7標準レンズで撮影した写真です。f:id:tatikogi:20170112120857j:plain

次にiPhone7に150°広角レンズを装着し、同じ位置から撮影した写真です。

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より広い範囲が撮影できていることがわかります。

粗悪なコンバージョンレンズでは、標準レンズでの撮影時に比べて、はっきりと暗くなったり、ピントがずれたりするのですが、このコンバージョンレンズは明るさと画質の低下は、あまり気にならないレベルに収まっていると思います。

(明るさについては、コンバージョンレンズを付けての撮影時に、少し太陽が雲に隠れていると思います。)

良く見ると画像の周辺部に行くにつれて、木の枝の描写が甘くなっているのですが、ブログやSNSにアップロードするような用途では気にならないと思います。

198°魚眼レンズ

つぎに198°魚眼レンズで先ほどと同じ位置から撮影した写真です。

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150°広角レンズよりも、より広い範囲が撮影できています。

さすがにここまで広い範囲が写るようになると、周辺部での画質の劣化も顕著になってきますので、画質よりも構図のおもしろさや、撮影範囲の広さを優先する際に使うことになると思います。

スペック上、198°となっており、180°以上の撮影範囲となりますので、撮影時にはスマホを持つ手などが写りこみやすくなっているので、その辺りも注意が必要です。

15×マクロレンズ

さいごに15xマクロレンズを試します。

まずは比較用にiPhone7の標準レンズで500円硬貨を可能な限り近くで撮影しました。

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あまり大きくは撮影できていませんが、これ以上近寄るとピントが合わなくなってしまいます。

次に15xマクロレンズを装着し、可能な限り近くで撮影してみます。

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非常に大きなサイズで撮影できています。作例を見れと判るとおり、ピントの合う範囲は中央部に限られてしまいますが、ここまで近くに寄ることができるのは驚きでした。

 また、ピントが合っている範囲の描写力も優れていると思います。(硬貨って汚いんですね…。)

ここまではっきり写すことができるのであれば、植物や昆虫の観察などにも充分使うことができると思います。

まとめ

 最近はダイソー等の100均ショップでも購入することのできるスマホ用コンバージョンレンズですが、やはりきちんとした製品は、写りもしっかりしているという印象です。

特に、150°広角レンズは、画角が広くなる割に画質の劣化が少なく、常に装着していても問題がないと思うほどです。また、15xマクロレンズも、使う場面は限られるかもしれませんが、非常に描写力の高い面白いレンズだと思いました。

 

 

 

 

AUKEY 超広角レンズ 238°0.2×ワイドレンズ PL-WD02

AUKEYさんより発売されている238°の超広角を撮影できるワイドレンズ「PL-WD02」を試してみました。

この商品、商品名に「超広角レンズ」とはいっていますが、本製品は広角というよりも、むしろ魚眼レンズと言ったほうがふさわしい程の広角レンズになっています。

魚眼レンズには周囲が丸くケラれる円周魚眼レンズと、ケラレの発生しない対角魚眼レンズが存在しますが、本製品は対角魚眼レンズになります。

とりあえず作例です。まず比較用としてiPhone6で撮影した画像です。

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次に本製品を装着し、同じ位置から撮影した画像です。

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標準レンズに比べて非常に広い範囲が撮影できていることがわかります。

対角魚眼レンズとしては、若干周辺部の流れが少し大きいものの、発色・コントラストも良く、優秀なレンズだと思います。
6重5群のガラスレンズで、見ての通り、レンズコーティングもしっかりしていますので、スマホ用のレンズとしては非常に凝ったつくりになっています。

フードが無いので、太陽などの光源が被写体に入ると、フレアが発生します。

(2枚目の写真の右上のほうで確認できると思います。)
ここまで凝ったレンズなので、フードも準備していただけると良いかな?と思います。

次に夜景での作例です。

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細部の描写はさすがに甘くなってしまいますが、広い範囲を写すことができ、その場の雰囲気は伝わると思います。

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超広角を活かし、屋内での撮影時でもこのように面白い構図をとることができます。

SNSやブログ用にも活躍するレンズだと思います。

 

非常に広い範囲が撮影できるため、スマホの持ち方によっては、持っている手も写りこんでしまいます。
画面を確認しながら持ち方を工夫する必要があるかと思います。

また、iPhone6で使った場合は問題ありませんでしたが、iPhone7で使用した場合、ピントが非常に甘くなりました。
特殊なレンズだけにスマホとの相性も少しシビアかもしれません。